2013/07/31 洞爺③

 

スナップ写真って本当に難しいと思うのは、例えば、

楽しい場面を、楽しい雰囲気で撮っていると、写真にもそれが写ると思ってしまいがちだけど、

そうではないというところです。

(ある程度そういう部分もあるけれど、一定以上のものを撮るには)

写真は別物で、どんなに楽しかったり、その場の雰囲気が良くても、

その中でも、集中して、光る一瞬を的確に捉えて、シャッターを押さない限り、残りません。

この日は、akiちゃんと、家族のおかげで、楽しみながらも、

集中力と観察力を持続できてたな・・・と思います。

 

この日撮った写真を見ていて、

友達やスミレちゃんがこれから年を重ねていって、年ごろになったり、

おばあちゃんになったとしても、

akiちゃんのアクセサリーはほとんど変わらないまま残るかもしれないなと思い。

 

時間の流れの中で、移りゆくものと、残されていくものの対比について思いを巡らせました。

この時考えたことのイメージが、DMに選んだ写真(まだ公開していませんが)

のもとになっているようにも思います。

 

自然のお花は、ほんのひと時咲いて、色あせ、しなび、そしてただ枯れていくもの。

その潔さにあこがれつつも、

どうにか、お花を一番きれいな状態で、いつまでもとっておきたい、

手元に残しておきたいという気持ちは、

世界中の女の子が一度は思ったことがあるのではないかと思います。

お花じゃなければ、それを自分でも、家族でも恋人でも、時間でもに置き換えて。

 

だから、akiちゃんの作る花は、夢の花なんだよなって思いました。

写真も同じ。

本当はすでに消えてしまった、もう二度と現れない一瞬なのに。

残せないものをどうにか残したいと思う、憧れと欲。

写っているものがどんなに美しかったり、幸せだったりしても、

そこに一沫の切なさと、がめつさが立ち現われるのが、写真の性なのだと思います。

flow summer flower

Aki Sato

Kazumi Sato

 

ふたりが展示に向かう

でこぼこ道の

記録

 

written by Kazumi Sato