2013/08/29 カメラの向け方

 

写真を撮る時に限らず、わたしは、人と話している時、

相手の中にいる子どものようなもの

(どう説明していいのかよくわからないのだけれど、

大人である相手の中に存在している小さな女の子や男の子)を感じることが

すごくあって、それは子ども時代の相手なのかもしれないし、

相手が子どものころから抱えてる思いなのか、

その人の本質ということなのかもしれないけれど。

それが分かりやすい人は撮りやすいというか、イメージをとらえやすい。

よく、おじいちゃんおばあちゃんの写真を撮っても、

少年少女みたいと言われることがあって、

それはこういう訳だからかもしれないなと思う。

 

今回、撮影させていただいた方たちは、初対面の方も含め、

大抵驚くほど撮影がしやすかった。

撮られることが苦手だという人も、「撮られている気がしなかった」と言ってくださったり。

わたしにとってイメージをつかみやすい人が多かったのだと思う。

だけど、この日のモデルさんは、別に悪い意味ではなく、撮影しにくかった。

案外すんなりモデルを引き受けてくれたにもかかわらず、

いざカメラを向けると、あまりに戸惑われるので、

ある程度予想していたものの、撮影する方も困惑してしまった。

 

慣らしていく時間がかけられたらよかったのだけど、都合で2時間内の撮影。

akiちゃんが機転を利かせて、緊張をとくために、

オセロを一緒にやってるシーンにしたり、

本を読んでる場面なら自然に撮れるかもと言ってくれたり。

どんなに、戸惑われようと、わたしには相手をまっすぐとらえて、

撮影するやり方しかできないから、

これは、確かに撮られる方としてはきついかもな・・・と考えてしまった。

 

カフェでの微妙な撮影の後は、近所のコインランドリーで。

昼間のまったりしたコインランドリーの雰囲気が好きなのだけれど、

その空気感をいかしつつ、ほのぼのしすぎない写真を撮りたいなと思い。

今回のモデルさんがイメージにぴったりに思えたので、ぜひ試してみたくて。

とはいえ、あと15分しかない!という状況になってしまい、

3人で自転車飛ばしてコインランドリーに着いたところ、まさかの込み具合。

どこもかしこも人で埋まっていて、さすがに撮れないかも・・・とあきらめかけたところ、

少しづつ人が帰り始めたので、強引に場所をとって、無理やりな撮影開始。

とりあえず、撮るだけ撮って、バタバタと解散したものの、

あまりの慌ただしさと、撮りにくさで、さすがに今回の写真では、

何も撮りきれていないのではないかと思った。

 

だけど、写真を見返してみたら、意外と隙間の一瞬をカメラは捉えていて、

想像してたほど、つまらない写真ではなかったので、一安心。

モデルさんの両極端さがすこし写っていてよかった。

 

やっぱりどんな状況でも、カメラはまっすぐ向けていていいんだなとも思ったし、

撮れないな・・・と自信がなくなった時でも、

どうにか工夫したり、気持ちを保って、撮り続けるのは大事だと気付かされた。

 

flow summer flower

Aki Sato

Kazumi Sato

 

ふたりが展示に向かう

でこぼこ道の

記録

 

written by Kazumi Sato